REPORT

profile:近松素子



近松素子
銅版画家
嵯峨美術短期大学ビジュアルデザイン科卒業
京都インターナショナル美術専門学校 絵画・版画コース卒業
神戸市在住

 

グループ展(抜粋)
いきづく空間(ギャラリー白・大阪)2004年以後毎年開催
いきづく空間(Oギャラリー・東京)2013、2018
日仏交流版画展(Cite Internationale des Arts・仏)2008、2012、2015、2018
gallerism in 中津(ピアスギャラリー・大阪)2017

 

個展(抜粋)
ギャラリー白(大阪)1990、1999、2000、2004、2007、2009、2011、2013、2015、2017
Oギャラリー(東京)2008、2010、2012、2014、2015、2016、2018
OLD BOOK & GALLERY SHIRASA(神戸)2011、2012、2013
ギャラリーアライ(西宮)2016、2018

 

受賞
 2000 第50回西宮市展・優秀賞
 2007 あおもり国際版画トリエンナーレ・審査員奨励

 

 

 

油やプロジェクト アーティスト・イン・レジデンス2018
「浅間山麓三十六景」作品

 

 

 

お出迎え

緑多い油や周辺の中で、一際赤い実が目に入りました。油やに訪れてまず視覚的に印象に残った光景からイメージしました。

 

 

 

出会いのワルツ

今回訪れた時に出会った数多くのきのこ達。その出会いの喜びをイメージしました。

 

 

 

恵みの色

台風21号が去った翌日は晴れ渡り、浅間山の山頂も望めました。油やの女将が、「雨が降り水分を含んだ浅間山は紫色なのよ」と仰り、撮ってきた写真を見ると確かに紫!そこからインスピレーションを受け、制作しました。

 

 

 

そこにある泉

油やには、小さな小さな「枯れない泉」があります。信濃追分は冬場になると、全てが凍てつく寒さになるそうですが、地下から水の湧くこの泉は凍らないんだとか。水草が根を伸ばし、蛾や蝶が生き絶えてそこに浮かび、その横をメダカが泳いでいく。何も求めぬ静かで美しいこの泉が、今も心から離れず、この泉を表現しようと、実は今も苦戦している途中です。

 

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