REPORT

地元アーティストとの出会い


 

「油や」に帰ると、油やのアート面での企画プロデューサーであり、アーティストのナカムラジンさんに出会いました。事前の資料写真でお二人の作品を見ていたナカムラさん。実物の作品を手に取り「写真と実物はやっぱり違いますね、とてもいいですね」と、お二人の技法の違いにも関心を寄せていました。制作中のお二人に差し入れをしてくださるなど、気にかけていただきました。
このような地元アーティストとの交流も、アーティスト・イン・レジデンスならではの醍醐味です。

 

 

 

その後、食事や食料の買い込みを終え、荷ほどきです。期間中のお二人の作業場は、斎藤さんご夫妻が営む古本屋「追分コロニー」の書庫に囲まれた一角。油やの一番奥まったところにあり、銅版画用のプレス機も鎮座する雰囲気のある空間です。長旅を終えた道具や機材たちが次々と緩衝材から解き放たれていきます。夜が更けるまで作業は続きましたが、本棚の中に貴重なアートの古書を見つけ、ついつい手が伸びることもありました。

ページトップへ